Mid ステートメントと Mid 関数

Mid(string, start[, length])
Mid(stringvar, start[, length]) = string

指定した文字列の一部を取得または置換します
Mid 関数 (上記ソースの 1行目の記述方法) は VB の参考書でも基本部分として詳しく掲載されていますが Mid ステートメント
(上記ソースの 2行目の記述方法) の存在を知らない人もいます

Mid 関数はご存知 (知らない人もいるかも知れませんが) の通り 文字列中の一部を取得するものです
指定した位置から最後までを取得する場合には 3番目の引数 (取り出す文字数) は省略することができます

Mid ステートメントでは 文字列の置換が可能です
3番目の引数は省略可能というよりも 必要ないと思われる方 (私も含めて) もいるかも知れません

Mid(st_buff, 3, 5) = "AAA"
Mid(st_buff, 3, 3) = "AAA"
Mid(st_buff, 3) = "AAA"

上記を実行した結果はすべて同じになります
ただし Mid(st_buff, 3, l_idx) = "AAA" のように置換する文字数を変数で可変にする場合には便利 ? なのかな
VB.NET
VB.NET についても Mid 関数や Mid ステートメントは 名前空間 Microsoft.VisualBasic に存在する Strings モジュールに
含まれています

VB.NET からは 文字列は暗黙的に String クラスのインスタンスであり 文字列オブジェクトに対して Substring メソッドを呼び出
せば 指定した位置にある文字列を取得することができるようになりました
Left 関数 Mid 関数 Right 関数と同じ機能を実現できますが 注意することは文字列の長さを超えた位置を指定した場合に例外
が発生することや 文字列の開始位置が 0となることです

また Insert メソッドと Remove メソッドを組み合わせて使用することにより Mid ステートメントと同等の機能を実現することもでき
Mid ステートメントを使用するより実行速度も向上します