FTP (ファイル転送プロトコル) サービスを実行しているコンピュータとの間では ファイル転送が可能です
GUI でファイル転送を行うツールもたくさんありますが サーバ間でのファイル転送などのために コマンドラインでの FTP を覚えておく
と役に立つことがあります
コマンドラインでの FTP は対話的に使うことも可能ですが テキストファイルを処理することによるバッチモードでの使用も可能であり
定期的に同じファイルをアップロードする場合には bat ファイルからの実行が非常に便利です
→ バッチモードによる FTP はこちら (ファイル紛失)
→ FTP サブコマンドはこちら (ファイル紛失)
【FTPコマンドの構文】
対話型による FTP を開始するときは DOSプロンプトから
のように入力します
FTPコマンドには いろいろなパラメータが用意されており 実際に FTP を開始する場合も
のように 接続するコンピュータ名か IP アドレスを指定することが一般的です
この場合は続けて ユーザ名とパスワードを入力します
【FTPコマンドのパラメータ】
-v | FTP サーバの応答を表示しない |
---|---|
-d | FTP クライアントと FTP サーバ間で渡されたすべてのコマンドを表示し デバッグ可能にする |
-i | 複数ファイルの転送の際に対話型プロンプトを表示しない |
-n | 初期接続を行ったときに 自動的にログオンする機能を無効にする |
-g | ファイル名の globbing ( * と ? をワイルドカードとして使えるようにする機能) を無効する |
-s:FileName | FTP を開始すると同時に (FTP サブコマンドが含まれた) FileName のテキストファイルを実行する |
-a | FTP データ接続をバインドするときに 任意のローカル インターフェイスを使用できることを指定する |
-w:WindowSize | 転送バッファのサイズを指定する (デフォルトは 4096 ) |
-A | FTP サーバーに匿名ユーザとしてログオンする |
Host | 接続する FTP サーバのコンピュータ名 IP アドレス または IPv6 アドレスを指定する |
-? | コマンド プロンプトにヘルプを表示する |
のように表示されるので FTP サブコマンド を使用して ファイル転送等を行います
作業が終了したら quit または bye で FTP を終了します